スタッフ松岡です。
今回は電動アシスト機能付きのクロスバイク「Verve+」のインプレッションです!
現在「Verve+」は店頭にてどなたでもご試乗いただけるよう展示していますので、
ご興味のある方は、ぜひお出かけくださいね。
さて、電動スポーツバイクとしての真の実力と果たしてその航続距離はどうなのか?
「バッテリーが満充電の状態からゼロになるまで」走り尽くすインプレッションをお届けします。
特に目的地やルートは決めず、行きたい道が見えたら突き進むスタイルでしたので、
どこを通ってきたのかは9割分かりません(笑)
結果的には149.4km 6時間13分のライドとなりました!(暑かった…)
Verve+のスペック
アシスト機能は、最大250ワットで「時速24kmまで」効きます。
駆動時間は条件により異なるので明記されていませんが、
Trekの社員さんによるとナント名古屋から東京まで行けるそうです(゚д゚)!
標準で専用サイクルメーター、内蔵型前後ライト、泥除けが付いているので
街乗りメインの方には、フル装備ですのでリーズナブルだと思います!
(前照灯の明るさは完璧です!)
アシストモードは4つ! ※アシストをオフにすることも可能
エコ → ツアー → スポーツ → ターボ
右への順でアシストパワーが強くなります。
純正サイクルコンピューターの表示項目は
現在速度 アシストモード エフェクト(現在のアシストパワーがどれ位働いてるかの表示)が固定表示になっています
時刻 最高速度 平均速度 走行時間 走行距離 累積走行距離(リセット不可)航続距離(現在のアシストモード、ライト状況からバッテリーがなくなる距離を算出してくれます)
上記7つがボタン操作でスクロールできます。
因みにアシストモード、表示項目はハンドルバーの近くにあるリモコンで
操作できるので両手ともハンドルを握っていても操作が出来るので安心して操作出来ます!
しかも!純正サイクルコンピューターからVerve+のバッテリー経由で
スマホなどを充電することも可能なのです \(^o^)/
テスト条件
この日は最高38℃になる予報だったので3.5Lの水とツールケース、少しの補給食等が入ったリュックを背負い自分の体重含めて63kgでした。
またバッテリーの消耗環境として最も消費する状況を作るために、
ライトは常時ONでアシストモードは最高のターボモード固定で走りました。
この条件で出発する時点の航続距離は残り「57km」と表示されていました。
「二時間くらいで帰れるかな?」と思い、いざ出発!
ふと、たどり着いた場所は「ごんぎつね」の舞台になった場所。
意外と低い山でした(小学生並みの感想)
撮影スポットに番号が振られているということは、ほかにも色々ありそうです。
権現山にある神社に登ってみました。
ここでお祈りを!
世界平和と安寧秩序を願いましたよ!!
いつの間にか味覚の道に合流し、さらに少し逸れると蓮畑に出会いました。
水面がスターバックスの抹茶フラペチーノみたいでした!
気温40℃越えのこの日に見ると飲みたくなってしまいます
※スタバの抹茶フラペチーノは飲んだことないので想像です
この辺りでの走行距離は70km、
残りの航続距離を見てみると….「48km」!!??
おかしい(←本当は正常)
それなりにアップダウンのある道を走り、信号でのゼロスタートも多かったのに
これだけしかバッテリーが減ってない….?
今までの平均速度を確認してみると「32km/h」←??
おかしい(←おかしくない)
後から走っていて分かったのですが車重が重いうえ、
モーターの力を受けるためにフレームがママチャリとは比べ物にならないほど
剛性がしっかりしているので、スピードに乗ると速度が結構伸びるのです!
(例えるとディープリムのホイールに似ています)
その後は意識して24km/h以下に収まるように走っていましたが
平坦だとスピードに乗ってくれるので、
一瞬アシストが効くと24km/h以上で楽に走ってくれます。
2018この時点でVerve+のバッテリーの持ちは凄い事が分かりました!
「このままだと本当に東京まで着いてしまいますよ店長!!」
と心の中で叫び、急遽山を往復できる場所を求めに行きました。
水も残り少なく食料も尽き、気温40℃の中何キロ走れば終わるか分からないので
「早くバッテリーを切らしたい!」の一心でした
スタート時はこれ程長くなるとは思ってもいませんでした( ;∀;)
登坂性能を検証!!
序盤300m程、14%の激坂が続くという全長約1kmの坂に辿り着きました。
この時点で残り航続距離は「32km」
全長約1km 平均勾配10% という数字がキレイな坂にて各検証してみました
アシストの利く限界の時速24km/h ギリギリで登ります。
一番アシストパワーのある「ターボ」モードでは
登りきると航続距離が 12km減っていました
約20kgもある車体で10%の坂を24km/hで登っているというのに…
物凄く楽です!! 初心者の方や脚力が弱くてもスイスイ登れます!(^^)!
一番アシストパワーが弱い「エコ」モードでは
3km減っていました
ただし物凄くキツかったです!!
主観としては自分のロードバイクで20%の坂をずっと登るようでした ^_^;
下から二番目のアシストパワーの「ツアー」モードでは
7km減っていました
これも結構きつかったです。エコモードの後だったからというのもありますが
自分のロードバイクで10~15%の坂を登っているようでした
上から二番目の「スポーツモード」でも試したのですが
登っている最中にバッテリーが切れてしまいました。
お、重い!!!暑い!!キツイ!!!
…検証終了(安堵感)
因みにアシストが切れてもライトやサイクルコンピューターは
帰宅するまで動作したままでした。
最低限の電力は確保するようです(^-^)b
Verve+を乗り回して感じたこと
ストップ&ゴーの多い市街地やちょっとしたアップダウンを走るには最適だと思います!
信号などで止まってからのスタートが軽量ロードバイクより楽です。
一瞬うしろから押されるような加速をします!
平坦路も20kgという重さを感じず、
坂ではアシストが効くのでロードバイクを抜くことも可能ですよ!
個人的には常にライトON、「ターボ」モードで走るのをお勧めします!!
よほどの坂を登り続けない限り、かなりバッテリーは持ちます!
本当に名古屋から東京までバッテリーは持ちそうでした!
(Trekの社員さん疑ってごめんなさい)
スポーツバイクはちょっと(^_^;というパートナーとのサイクリングや
あまり汗をかかずに通勤通学したい方にオススメ!
スポーツ自転車としての在り方、裾野を広げてくれる
「電動アシストクロスバイク」の今後に大いに期待しています(^.^)