スタッフ松岡です
ご紹介した商品の在庫が無い状態が続き、ご迷惑おかけしています。m(_ _)m
前回の記事の内容は陰部の圧迫を軽減するMimicシリーズでしたが、
今回もスペシャライズドのサドル「Power」の弟分のような存在、「Power Arc」のご紹介です。
Power Arc とは?
ショートノーズサドルの代表作のパワーが出てからしばらく後に「Power Arc」が登場したサドルで
名前こそ「Power」という同じ単語がありますが実際の座り心地はPowerとPower Arcとでは全く別物!
(松岡の尻談)
反りと絞り形状が特徴!
「Power」はスペシャライズドのショートノーズサドルの総称で
その全長はなんと240mm!!
一般的なサドルの多くは270~280mmなので3、4cmも短いです!
現在「Power」「Power Arc」「Power with Mimic」「Power Mirror」「Power Elaston」
と5種類ものパワーサドルが存在し、その中でも
座面後端の反り上がり&内もも接触部分の絞り形状が特徴なのが「Power Arc」サドルになります。
実は細かい違いが…
他にも微妙な違いがありまして、
1、PowerのS-worksグレード(カーボンレール)のみパッドの厚みがレベル1
Power Arcは全てパッドの厚みがレベル2で、Power Arcのほうがクッションがあります。
2、それならExpert(チタンレール)のグレードはどちらもパッドレベル2なので
同じ硬さになるはずですが、実際触ってみるとやはりPowerの方が固いのです(・・?
3、Powerにも後部の反りはあるのですが、反り初めがPower Arcのほうが後ろ寄り
なのでフラットの座面がほんの少し長いです。
4、穴あき自体も小さめ、穴の傾斜もなだらかなので、股の荷重圧が分散される効果があります。
Powerが合わなくてもPower Arcならぴったりかも?
上記の特徴により、前傾が深い人や内ももの接触が気になる人におススメです!
ちなみに自分はPowerサドルは全く合わず、Power Arcは物凄くフィットしたので
「パワーサドルはダメだった」というかたは一度試してみる価値は大いにあると思います(^^)b
Power Arc インプレッション
僕が購入したのはS-works Power Arc 155mm(カーボンレール)で実測152.8gでした!
これほど軽量ですとダンシング時の振りが軽く感じます(^^)/
スペシャライズドのサドルは全体的に軽量な傾向ですね!
ペダリングの邪魔にならずサポート感がすごくイイ
先述した特徴である後部の反りと、骨盤を全体で支える幅が機能してくれ
骨盤の安定感がすごく感じられます。
それなら「後部が反り上がり、幅広のサドルならなんでも良いんじゃないの?」
と思うかもしれないですが、Power Arcはサイドが結構絞られている形状なので
座面が幅広でもペダリングの邪魔にならないのです!!
現状これらの特徴を備えているショートノーズサドルは少なく、貴重な形状です。
(いくつか予備で買いたいと思っているほど)
デメリット
唯一感じるデメリットはショートノーズサドル共通の宿命ですがズバリ、
座れる前後位置の範囲が少ない!
特に勾配のキツい登りなどで前に座りたいときなどに惜しく感じます。
しかし逆に乗車中のパフォーマンスと直接関係ないメリットもあり、
ストップ&ゴーの際にお尻をぶつけたり、ショーツがサドル先端にひっかかる
通称 お尻ぺろん現象が起こりにくくなります!
余談ですが、
僕は初めてのロードバイク乗車時に自宅近くの信号スタートで半ケツを晒しました
あくまでPower兄弟のうちの一つ
個人的にピッタリなサドルだったので、一つのモデルに絞って紹介しましたが
これが皆さんにフィットするとは限りません…
ですが公式情報にない細かな特徴などをご紹介できるよう努力いたしますので
是非ご相談ください!!(^^)/
しかも店長が経験豊富なフィッターなのでポジションをトータルでサポートできると思います!
最先端の技術を使ったサドル、Power Mirrorも店頭にございます(ボソッ)