DOMANE SLR SRAM RED eTap AXS 組み立てレポート(1/3)

2019.06.21
メンテナンス関連

こんにちは、メカニックの渡辺です。

TREK「Project One」フルオーダーシステムでご注文いただいた、DOMANE SLR SRAM RED eTAP AXS(ドマーネ エスエルアール スラム レッド イータップ アクセス)の組立レポートをお届けいたします。

フレームもパーツも最高グレードで、ワクワクがとまりません!

 

 

DOMANE SLR SRAM RED eTAP AXS組み立てレポート

第1話 ガラスコーティング、ホイール調整 ←今回はここ
第2話 ベアリングやボルトのグリスアップ、SRAM RED eTap AXSの取り付け作業
第3話 サイジングとコラムカット、組み立て、そして完成

 

 

TREK「Project One」とは?

TREK「Project One」対応車種

 

「Project One」は、人気モデルを自分用にフルカスタマイズすることができる、TREKのフルオーダーシステムです。
フレームカラーやロゴのデザイン、高性能なパーツを自分好みに選んで、世界に一台だけのロードバイクに仕上げることができます。

 

 

組み立て前にガラスコーティングを施工

 

今回はガラスコーティング(リンク)のオーダーもいただいているため、まずは工場で7割程組み付けられたパーツを取り外し、コーティング作業を進めます。

 

 

お選びいただいたプレミアムコーティングは、【ガラスの鎧】と【カガミの甲冑】のダブルコーティングを行います。

ガラスコートの上にフッ素皮膜を形成し撥水撥油性能が抜群で、洗車がとても楽に行えます。

フレームの塗装の状態により磨きをかけるのですが、今回は状態が良く超微粒子コンパウンドで手磨きをいたしました。

 

ガラスコーティング作業の3つのポイント

① 脱脂など下地処理をしっかり行う。
② コーティング剤は手早く塗布する。
③ しっかりと乾燥させる。

 

よって、2回目のコーティング施工後は24時間以上しっかりと乾燥させ定着させます。

 

 

しっかりと乾燥させた後に、仕上げのコーティング【ガラスの盾】で磨き上げ、つるつるの塗装面に仕上げます。

【ガラスの盾】は店頭にて販売もしており、ガラスコーティングをしていないバイクの普段のお手入れや、【ガラスの鎧】を施工したバイクのメンテナンス用としてお使いいただけます。

 

コーティング作業中に、オーナー様がご来店くださいましたのでコーティング作業を実際にご覧いただきました。

 

 

 

乾燥を待っている間にホイール調整

ホイールは、Aeolus XXX (アイオロス トリプルエックス)です。

まずは、スポークのテンションとセンターの状態をチェックし、振れを取りながらセンターに寄せて行きます。

センターとは、ハブ(車輪軸)のど真ん中にリムがあるかどうかということで、センターがずれていると自転車に取り付けた時に車体の中心からズレてしまい僅かながら直進安定性が悪くなってしまいます。

 

 

流石はAeolus XXXです。

殆どフレもなく、センターが0.2mm程ずれているだけでしたので、すぐに納得の行く状態に仕上げられました。

 

 

次回は、フレームに各パーツを組み込んでいきます!

 

【第2話 ベアリングやボルトのグリスアップ、SRAM RED eTap AXSの取り付け作業はこちら】