こんにちは。メカニックの渡辺です。
DOMANE SLR SRAM RED eTap AXS(ドマーネ エスエルアール スラム レッド イータップ アクセス)組み立てレポートの続編、第2話です。
DOMANE SLR SRAM RED eTAP AXS組み立てレポート
第1話 ガラスコーティング、ホイール調整
第2話 ベアリングやボルトのグリスアップ、SRAM RED eTap AXSの取り付け作業 ←今回はここ
第3話 サイジングとコラムカット、組み立て、そして完成
ベアリングやボルトのグリスアップ
ガラスコーティングの施工が完了し、いよいよ組み立て作業に入っていきます!
ベアリングやボルトにグリスを塗布し腐食を予防し組み立てます。
錆びにくい処理はされていますが、私はできることはすべて行うようにしています。
下の写真がフロントの【ISO SPEED】です。
路面からの振動を軽減してくれるTREK独自のパーツです。
フォークのしなりをベアリングでスムーズに作動させることにより、従来に比べハンドル周りの振動吸収性が10%高まっています。
BBのベアリングも耐久性のあるグリスをしっかりと塗布します。
下の写真はチェーン外れを防いでくれるパーツです。
これがあるおかげでTREKオーナーはチェーン外れを恐れずに、おもいっきり走ることができるのです。
敬意を払いながら組み付けます。
SRAM GXP規格クランクシャフトにもグリスを塗布します。
ディレーラーハンガー(変速機とフレームをつなぐ部品)のアライメントを確認します。ここに歪みがあると変速の調整が定まりません。
DOMANE SLRは最高峰のフレームですので歪みもなくとても良い状態でした。
SRAM RED eTap AXSの取り付け作業
いよいよSRAM RED E-TAP AXSの取り付けです。
下の画像はフロントディレーラーの裏側です。
指先にある横長のウェッジを取り付けてディレーラーの取り付け剛性を高めます。
フロントディレーラーには取り付けの高さや角度を正しく行えるように印がつけてあり、作業はスムーズに進められました。
渡辺のSRAMに対する好感度はUPしました。
続いて、無線接続するディレーラーとレバーをペアリングします。
リアディレーラーのボタンを長押ししグリーンのランプがゆっくり点滅したら、ブレーキレバー側のボタンを長押ししグリーンのランプが速い点滅をしたらペアリング完了です。
ペアリング作業はオーナー様でも簡単に行えそうです。
次回は、フィッティングデータに基づいたサイジングとコラムカットを行います。
DOMANE SLRの全貌が明らかにります。
【第3話 サイジングとコラムカット、組み立て、そして完成はこちら】