DOMANE SLR SRAM RED eTap AXS 組み立てレポート(3/3)

2019.07.25
メンテナンス関連

こんにちは!メカニックの渡辺です。

DOMANE SLR SRAM RED eTap AXS(ドマーネ エスエルアール スラム レッド イータップ アクセス)組み立てレポートの続編、第3話です。
今回で完成です。

 

 

DOMANE SLR SRAM RED eTAP AXS組み立てレポート

第1話 ガラスコーティング、ホイール調整
第2話 ベアリングやボルトのグリスアップ、SRAM RED eTap AXSの取り付け作業
第3話 サイジングとコラムカット、組み立て、そして完成 ←今回はここ

 

 

サイジングとコラムカット

ここでフィッティングのスペシャリスト杉浦店長によるサイジングを依頼します。

事前にお受けいただいたフィッティングデータを基にハンドル、サドルの高さや前後位置を決めてもらいます。

 

 

ハンドルの高さが定まったので、もう一度フレームからフォークを取り外しコラムカットを行います。

力任せに切り進めるとカーボンコラムを傷めることがあるため、3分の2ほど切り進んだら角度を変えて切りすすめます。

このひと手間でササクレにならずに切ることが出来ます。

 

 

綺麗に切りあがったのですが、さらにダイヤモンドファイルでやすりがけを行います。

素手で触っても怪我をしないように滑らかに仕上げられました。

 

 

 

組み立て、そして完成です!

シートマストキャップの内側にはカーボンアッセンブルコンパウンドを塗布し、トルクレンチで締め付けます。

部品に表示されているトルク値は6Nm〜8Nmですが、カーボンアッセンブルコンパウンドを塗布した場合は、摩擦抵抗が増えるため5Nm〜6Nmで大丈夫です。

これによりフレームに優しい組み上げができるのです。

 

 

組み立ての最終段階です。

振動吸収性に優れたBontragerゲルコルクタイプのバーテープを巻き、今一度、シフトとブレーキの調整を行います。

 

 

そして、お選びいただきましたオプションパーツ【XXX(トリプルエックス)ボトルケージ】をお取り付け。

こちらのボトルケージはフルカーボンで重量はなんと約19gという軽さ!

フレームと同じOCLV製法で成形され、耐久性もある最高峰の超軽量ボトルケージです。

 

 

ついに完成しました!!

ニューカラーのフレームにニューコンポ!どちらも最高峰グレードです。

ダークラベルのホイールも最高にカッコ良いですね!!

 

オーナー様の喜ばれる姿を拝見できる日が待ち遠しいです。

 

 

以下 画像集となります。ご興味ある方は白いご飯を用意してお召し上がりください。(笑)