こんにちはメカニックの渡辺です。
寒い日が続きますと、オーバーホールやメンテナンスでのご入庫をいただくことが多くなるのですが、そのタイミングでパーツをアップグレードされるお客様がいらっしゃいます。
パーツ交換工賃がメンテナンス代金内でできてしまうので、とってもお得にパーツ交換ができるからなんです!
今回メンテナンスをご依頼をいただいたお客様もそのお一人です。
セラミックBBの導入が特に人気です
これからオーバーホールに出そうかな?とお考えの方からの質問で多いのが、セラミックBBの導入です。
導入したお客さまからは、非常に低い回転抵抗と耐久性、平地はもちろん上り坂での体重をかけたペダリングでも、ぬるぬると回る感覚が快適すぎると大好評です。
今回導入していただいたセラミックBBはSugino社製です。
お取り付けするバイクはSPECIALIZED ROUBAIX(スペシャライズド ルーベ)です。
シマノ105メインのコンポーネントですが、クランクのみプラクシスワークス社製が装着されています。
取り外しとクリーニングを丁寧に行い、その後セラミックBBを取り付け
まずは純正装着のプラクシスワークスのクランクセットとM30規格のBBを専用工具で取り外します。
スムーズに取り外しができたため、スレッドのタップ掛けはしないほうがよさそうです。
BBスレッド部分の汚れと周辺のフレームについた砂や汚れを取り除きます。
ワコーズの『フォーミングマルチクリーナー』とマイクロファイバーウエスを使いフレームを傷つけないように優しく拭きます。
スレッド部はワコーズ『BC-9』とエアガンでブローして丁寧にクリーニングしました。
元の状態より、より良くをモットーに作業を進めていきます。
スレッド部にかじりつき防止のペーストをまんべんなく塗り込み、SuginoのTL-PWS BBレンチセットで締め付けます。Sugino社製のレンチは肉厚があり、締め付けた際にBBに工具跡がつかないため大切なお客様のバイクには、このレンチセットを使っています。
クランクを締め付け、入念にシフト調整を行います。
クランクとフロントディレーラーの交換
さらに今回は、クランクとフロントディレーラーをULTEGRA(アルテグラ) R8000シリーズに交換しています。
事前にバイクフィッテイングを受けられ、170mmと165mmのクランクをお試しいただき、変速性能とクランク長のベストが165mmであったため交換いたしました。
最後に、クランク長が5ミリ短くなった分を考慮して、サドル位置の微調整を行い完成です。
バイクの顔となる部分が、アルテグラに代わり回転性能とシフト性能がアップ。お客様の体にベストマッチしたクランク長になり、きっとご満足いただけると思います!
出庫の際のお客様の笑顔が楽しみです。
今回アップグレードしたパーツ
BB規格により製品価格、作業工賃は異なりますので、詳細はお問い合わせください。
なお、製品情報は2021年1月の情報から2024年2月現在の情報へ更新しました。
Sugino MB-608(BSA) セラミックBB
2024年3月現在は『MB-608(BSA) セラミック Ver.2 BB』となります。
価格¥31,900(税込)
Shimano ULTEGRA FC-R8000 ギアクランクセット
価格¥39,945(税込)
クリーニングアイテム
ご自身で愛車をクリーニングしている方におすすめです。ワコーズ製品を各種を取り揃えています。
ワコーズ フォーミングマルチクリーナー
価格¥1,716(税込)
ワコーズ BC-9(ブレーキ&パーツクリーナー9)
価格¥1,870(税込)
オーバーホールはパーツアップグレードのチャンスです
このブログの最初にも書きましたが、パーツ交換工賃がメンテナンス代金内でできてしまうので、とってもお得にパーツ交換ができます。
バイクエッグでは、他店購入バイクも喜んでオーバーホールやメンテナンスをさせていただきますので、お気軽にご相談くださいね!
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