こんにちは!メカニックの渡辺です。
新型 S-WORKS TARMAC SL7の組み立てレポートの第3話、最終回です。
S-WORKS 新型TARMAC SL7 組み立てレポート
第1話 組立前の準備(パーツチェック~ハンドルとサドルのポジション調整)
第2話 組立開始!(コラムカット~ディレーラーハンガーのアライメントチェック)
第3話 組立完成!!(フロント・リアディレーラーの取り付け~完成まで) ←今回はここ
フロント・リアディレーラーの取り付け
TARMACのヘッド部分のワイヤリングは、下の写真のようになっています。
機械式のワイヤーシフトですと太いケーブルが2本増えゴチャゴチャしてしまいますが、Di2はすっきりしていていいですね!
エアロ形状のコラムスペーサーが装着されるとワイヤーは徐々に見えなくなっていきます。
ワイヤーはステム裏側を沿うようにルーティングされます。ボルトでしっかりと固定されるためズレもありませんし、スマートですね!
フロントディレーラーには、ファイバーグリップを使いずれ動くのを防ぎます。より強く固定ができます。
リアディレーラー、BBなどには、パークツールのかじり付き防止のペーストを塗布します!
ブレーキブリーディングが完了したら、ブリードニップル内の残ったオイルをコヨリ状にしたペーパーウエスで吸い取りクリーニングします。
この工程を行うことにより、清潔に保てると同時に、オイル漏れなどの小さな変化を発見できるのです。
(ただシマノ製であればオイル漏れなどは、ほとんど起こりませんのでご安心ください。)
ブレーキキャリパーにパッドをセットし、ホイールを装着、ブレーキキャリパーの位置の微調整を行います。
Di2システムのアップデートとシフトの最終調整
パソコンに接続し、Di2システムのファームウェアを最新の状態にアップデートを行ったのち、シフトの最終調整を行います。
組み立ても残すところわずか、シフトの最終調整に入りました。
Di2のモーター音とデュラエース特有のスプロケットのシフトサウンドが、ゴール間際の観客の歓声のように聞こえてくるようです。
ついに完成です!!
どうですか!美しさのなかに力強さが感じられ、とにかく凄くカッコイイバイクです!
このような素晴らしいバイクの組み立てをご依頼いただいたオーナー様、本当にありがとうございました。また感想をお聞かせくださいね!
今回もご覧いただきありがとうございました!是非あなたのバイクのご入庫をお待ちいたしております。
↓画像集です!よかったらご覧ください。
今回のブログはここまでです。ご覧いただきありがとうございました(^-^)